執筆の技術を勉強する会を開催しました

はじめに

私たちのコミュニティは『執筆の技術を勉強する会 #1』を2018年10月26日に開催しました。

このエントリーでは、主催者としての主観を交えた感想をまとめています。

各登壇者の発表資料や当日の内容についてはイベントレポートを是非ご覧下さい。

また当日はTwitterでトレンド入りするほど活発にコメントされていましたのでTogetterも併せてご覧下さい。

執筆をテーマに選んだ理由

今回は初めて『執筆』をテーマにしたイベントを開催し、技術書典5で本を出された6名の方に登壇いただきました。

今回のテーマに執筆を選んだ理由の1つめは、日本最大級のエンジニアイベントである技術書典5にブースを構えた方の声を熱が冷めないうちに聞きたい方が多いだろうという予測からです。

私も一般参加者として様々なブースを巡り、多くの本と出会い、執筆された方々の熱量を肌に感じました。

この熱量がどこから来ているかを様々な視点から語って頂き、執筆が楽しいことを改めて知る事ができましたよね。

次の理由として、私たちのコミュニティが「アウトプットを通じて学び成長する」を掲げているためです。

普段私たちはアウトプットの方法として本を書く事を考える機会は少ない(もしくはない)かと思いますし、実際私も自身とは関係ない遠い存在のように感じていましたが、このイベントによって登壇者が口を揃えた「本は生やすもの」という言葉によって一気に近くなりました。

イベントの進行について

毎回お決まりになりつつありますが、多くを持ち帰ってもらいたい気持ちが強すぎて目一杯のセッションを詰め込んでしまい、今回はなんとイベント後の懇親会が2分で終了するという最短記録を叩き出しました。

ロスタイムや機材トラブルなど諸々原因はありますが、もう少しコンテンツを減らすことを検討しないとですね。

今回のイベントで工夫した点について少し整理したいと思います。

名札

今回は参加される方全員に名札を導入しました。これには大きくわけて2つの意味があります。

  1. スタッフの所在を明らかにする
  2. 参加者の交流を促進する

私たちはコミュニティガイドラインを作成するなど、コミュニティ運営の健全化に努めています。

スタッフの所在を明らかにすることで、困ったときに声をかけてもらいやすいですよね。

名札のレッテル効果によってスタッフ自身も運営意識を持つことができ、会場への気配りや雰囲気づくりを促す事で、誰にとっても安心して参加できるイベントになるる事を目指しています。

参加者も名札を下げることで「普段ネット上でしか見かけなかった人を見つけることができた」という事を頂きました。

ペンが細くて見えにくかったので次回は改善できればと思っています。

途中休憩という名の懇親会

今回はイベント中に2回、長めの途中休憩をはさみ、そこでフード(ドミノピザ Lサイズ8枚)を提供しました。

なぜこうしたかを簡単にまとめます。

まず、他の勉強会では懇親会に参加せず帰られる方もかなり多いかと思いますが、途中に挟むことで全員が自然と会話できるのではないかと考えたためです。イベント中は終始和やかでいい雰囲気だったという声をTwitterやブログで沢山頂き、良い結果になったと思っています。

次に、私たちのイベントでは缶飲料より少しアルコール度数の高い日本酒を出していますので、ゆっくり飲んで頂くことも目的にしています。日本酒用には通常より小さめ90mlの紙コップで提供していますが、それでも2杯飲めば1合ですので「自席に多くを持ち帰らず休憩時間に少しずつ飲んで楽しんでいただく」必要がありました。

もう1つ、登壇者と参加者のリアルタイム交流という目的があります。全てのセッションが終わってからだとはじめの方のトークは忘れてしまい熱が冷めてしまうと思いますので、途中で区切ることで熱が冷めないうちに登壇者に質問したり話しかけることができますよね。

日本酒

日本酒を出す意味についてこれまで記事にしていなかったので、ここで触れたいと思います。

まず、アルコールの種類として考えた場合に以下のような選択肢があげられます。

  1. ビールやチューハイ等の缶飲料

    一般的なイベントといえばこれですよね。私たちのイベントでも日本酒が飲めない方に向けて提供しています。
    ※日本酒枠があるのであまり認知されていないのですが、実は提供してます!
  2. クラフトビールや地ビール等のこだわりビール類

    こちらは残念ながら単価が高すぎて採算が取れないという理由から採用が見送られています。

    1本あたり200~300円程度ですので、2本/人を提供すると考えたら参加費が高騰してしまいます。

    @ariaki4devが痛風だからという理由もあります。
  3. 焼酎

    こちらはいくらなんでもアルコール度数が高すぎる事が懸念されます。

    また氷を準備するのが面倒なのも原因の1つです。
  4. 洋酒(ウイスキー・ブランデー・等)

    洋酒類も焼酎と同じ理由になります。

    また他のアルコール飲料に比べて飲まれる人口が少ないことも原因といえます。
  5. カクテル

    こちらは単純に考えて、さすがにあの場で作れないですよねwww
  6. ワイン

    こちらの選択肢はいつかやりたいと思っていますので、ご期待ください。

    アルコール度数も日本酒と同程度ですし、流通量や人気度的にもいい選択肢かなと思います。

    ただしオシャンティな雰囲気過ぎるので普段から取り入れるのはちょっと難しいですね。
  7. 日本酒

    ただ飲みたいだけ廃れつつある古来の日本文化を守るために重要な選択肢です。

アルコール提供の種類について語ったところで「日本酒枠」についても少し説明します。

こちらは私たちのイベントでは「日本酒を持ち込むことで宣伝を1分間する」という定番枠になりつつありますが、単なる参加費代わりのみではなくもう少し価値のあるものだと思っています。

過去に登壇した(人前で喋った)ことがない方でも、自分が持ち込もうと思うようなこだわりのあるおいしい日本酒についてなら1分間位喋れると思いませんか?また、その日本酒の感想について、他の参加者からもおいしいよっていう沢山のフィードバックをもらうことができて、喋るきっかけになると思いませんか?

私は、そういったコミュニケーションのきっかけにしたく、この枠を準備しました。

イベントごとに枠の有無についても精査していきますが、続けられるといいなと個人的には思っています。

リハーサル会

このイベントでは本当に多くの方に「登壇者の発表内容が素晴らしい」という声を頂きました。

登壇いただいた皆さま、本当に本当にありがとうございました!

このセッションを裏から支えたのがリハーサル会です。全員がリハまでにスライド資料を作り、本番と同じように全編トークする事によって課題を発見して改善しています。参加可能なスタッフ全員で取り組むことで、大きくクオリティを向上させられたのではないかと思っています。

詳細についてはもっとx2さん水殿さんariakiのブログエントリをご参照ください。

感謝を伝える

今回、登壇者に対して感謝を伝える「拍手の練習」を取り入れました。

勉強会に参加される聴講者の皆さん!登壇者にとって唯一のモチベーションは、皆さんからのフィードバックです。

登壇者は、人によって時間は違いますが、本番に向けて数時間~数十時間の準備と練習を行い、この面倒さをモチベーションでカバーしながら頑張っています。皆さんから送られる拍手、質問や懇親会等でのフィードバック、Twitterでの反応などによって「次も登壇しよう」というモチベーションが生まれます。

是非、今後いろいろな勉強会において、登壇者に対して反応を返すことで、どんどん感謝を伝えてくださいね。

イベント所感

今回のイベントは本当に見所がたくさんでしたね。

私も「次回の技術書典6では何か出したい」と思いましたが、皆さんはいかがだったでしょうか?

かめねこさんの言葉を借りると「皆さんのアウトプットは私に需要があります」です!

是非皆さんの持っている知識を体系的にまとめた本を私にも読ませてください。私も同じように自分の知識を皆さんにお届けできるよう、普段のイベントでも、技術書典6でも頑張りたいと思います。

そして、イベント運営についての感想ですが、まだ3回目で不慣れなため至らない所がたくさんあったように思います。

例えば、設営/撤収の問題、スタッフ間のコミュニケーション、Slackワークスペースの活用、などなど…。

イベントを通して感じた課題はスタッフ間でしっかり議論し振り返りを行うことで次回に繋げるつもりです。

これからも月1回程度のペースで私たち『エンジニアの登壇を応援する会』はエンジニアのアウトプットを支援する為のイベントを開催したいと思いますので、是非次回以降もご参加くださいね。